インドの農村デジタル変革、NABARDがスタートアップに初投資

2025年4月26日、インド・ニューデリーで、国立農業・農村開発銀行（NABARD）は、農業金融テックの次世代企業である24×7 Moneyworks Consulting Pvt. Ltdの株式を取得しました。これは、農村部のデジタル化への取り組みとしては、NABARDにとって初めてのスタートアップへの投資です。

同社の主力製品であるeKisanCredit（eKCC）は、協同銀行やPACS、地域農村銀行（RRBs）向けのデジタルローン申請システムです。土地登記やアドハール、eKYC、中心的な銀行システムとePACSに簡単に接続でき、農村信用ライフサイクルの自動化を実現します。

過去2年半、NABARDは様々な銀行でeKCCのパイロットを行い、これで全国展開が可能になったとされています。NABARDのシャジ・K.V.会長は、「革新的で影響力のある農村金融をサポートすることを誇りに思う」と述べ、eKCCにより、農村部の銀行、PACS、RRBsが小規模農家へ迅速で透明性のある、より包括的なクレジットサービスを提供するための重要な連携と位置づけています。

このスタートアップは、農業インフラ資金（AIF）の利子減免請求を管理するデジタルプラットフォーム、AIFISも開発しています。AIFISは、利子減免請求のリアルタイム検証と払い出しを可能にします。NABARDの副社長G S Rawat氏は、「デジタル革新が既存のラストマイルの機関を強化する」と強調しています。

出典 : https://www.en.krishakjagat.org/india-region/nabard-acquires-10-stake-in-agri-fintech-startup-24×7-moneyworks-consulting/