インド発！若者の起業志向が国を変える

インド中央銀行のサンジャイ・マルホートラ総裁が、現地の若い世代が多国籍企業の求人よりも起業を選ぶようになったと述べました。彼は、自身の大学卒業時は多国籍企業への就職が一般的でしたが、近年は工学や経営学の卒業生が起業に興味を持つようになっていると強調しました。

このような動きは、インドのスタートアップエコシステムを強化し、国内にはおよそ150,000社の認定スタートアップが存在します。政府のスタートアップ・インディア、デジタル・インディア、アタル・イノベーション・ミッションなどの取り組みが支えとなっています。マルホートラ総裁によると、インドは世界で3番目に多いユニコーン企業を誕生させており、特にAIやフィンテック、再生可能エネルギーなどのハイテク分野で新しい企業が現れています。

また、マルホートラ総裁は、インドがグローバルイノベーション指数で2015年の81位から2024年には39位に上昇し、低中所得国の中で1位になったとも伝えました。彼は、インドが仕事を求める国から、仕事を生み出す国へと変化している点を評価しました。

政府改革についても言及し、アードハル（Aadhaar）を背骨とした公共配布制度のデジタル化や公的資金の流れが改善され、2023年3月までに約400億ドルの節約が達成されたと述べました。

出典 : https://english.publictv.in/youngsters-in-india-now-prefer-entrepreneurship-over-mnc-jobs-rbi-governor-malhotra/