インドが会計士の新たな中心地に？米国の「会計士不足」を救う動き

アメリカにおける会計士の深刻な不足に対応するため、RSM USやMoss Adams、Bain Capital支援のSikich、Apax Partners支援のCohnReznickといった会計事務所が、インドでの事業拡大に乗り出しています。
アメリカでは2019年から2024年にかけて約10%会計士数が減少し、経験豊かな会計士が定年退職する一方で、資格を持つ後継者が不足している状況です。
特にクライアントの需要進化に合わせてサービス提供方法を変革し、技術と高度なタレントを併用することを目指すSikichなどは、インドでの採用を強化しています。

インドの専門商業コースへの登録者が増加する一方、「ビッグフォー」と呼ばれるDeloitte、EY、KPMG、PwCは2024年にインドのグローバル機能センター(GCC)で約14万から16万人を雇用しています。
インドの大学から直接採用し、若いタレントにはCPAコースのスポンサーを提供するなど、中小規模の会計事務所も求人ギャップ解消に追われています。
この状況は、90年代のアウトソーシングブームと同様、インドを会計士のハブに変える可能性があります。

出典 : https://m.economictimes.com/jobs/hr-policies-trends/u-s-accounting-firms-tap-india-to-alleviate-talent-crunch/articleshow/120719529.cms