インドが認めた功績、スズキ元会長オサム・スズキ氏にポストユーム栄誉

インド大統領ドラウパディ・ムルムは、スズキ自動車の元会長である故オサム・スズキ氏に、貿易と産業への顕著な貢献を認め、ポストユームでパドマ・ヴィブーシャンを授与しました。
この栄誉ある式典は、2025年4月28日にニューデリーのラシュトラパティ・バワンで執り行われました。

オサム・スズキ氏は1958年にスズキに入社し、社長に就任するまで、数々の経営ポジションを経験しました。インド政府が自動車メーカーのパートナーを探していた記事を読んだことがきっかけで1982年に設立された会合により、日本の自動車大手が国営車メーカーであるマルチ・ウディヨグへ26%の株式を取得し、スズキはインドへの進出を果たしました。

そのリーダーシップの下、マルチ・スズキは1983年に年間10万台の生産能力でインドでの運営をスタートさせ、2024年までに累計3000万台の自動車生産を達成しました。また、1980年代からインドからの輸出も始め、累計で300万台を越えました。

現在、マルチ・スズキはインドの自動車産業と同義です。初期のモデルには長い待機期間がありましたが、2024年だけで200万台の自動車を生産しました。マルチ・スズキはインドからの乗用車輸出の約43%を占めています。

オサム・スズキ氏はスズキの一員だけでなく、マルチ・スズキやビジネスパートナーとともにインドとの強い絆を築きました。息子のトシヒロ・スズキ氏は、この受賞に「インドの人々からの愛に対する感謝の意を示しており、この栄誉は皆さんのものです」と述べています。

出典 : https://auto.hindustantimes.com/auto/news/osamu-suzuki-the-orchestrator-of-maruti-suzuki-in-india-awarded-padma-vibhushan-posthumously-41745912768135.html