インドEV市場の危機！補助金停止で販売急減

インドの政府は、ゼロ・エミッションを目指して電動車（EV）の普及を推進していますが、2025年の第一四半期には、EVの販売が80%減少しました。2024年の同じ時期には3,928台が販売されたのに対し、2025年にはわずか782台に落ち込んだのです。
特に2025年の第一四半期には国の補助金プログラムが終了し、EV販売はさらなる打撃を受けました。現在、EVの販売状況と市場浸透率は2022年の水準に戻りつつあり、自動車部品製造業者の需要が損なわれ、業界への投資を後退させる要因となっています。

高位の職員によると、電動三輪車や電動バスへの補助金が市場需要をわずかにしか刺激していないことが明らかになったため、政府はこれらのカテゴリーに対する補助金を増やすべきであり、同じ予算枠内でより多くの消費者がEVを採用するよう促すためには、販売目標を低く設定すべきだと提案しています。

ゴアでは、市場成長が未だに補助金に依存していることが強調されています。価格の平準化予測は、2027年まで、最低価格帯の電動二輪車が従来型のエンジン車との価格差をなくすために補助金が必要であることを示唆しています。
この報告は、2024年および2025年第一四半期のトレンドに焦点を当てたゴアでのEV販売と市場浸透に与える補助金変更の影響を分析しています。補助金調整による売上の急落を示す月次データも加えています。
補助金の削減が実施された後のEV販売の浸透度は目に見えて落ち込み、2024年には月間EV販売が3月の1,907台（浸透率26.8%）から4月には980台（浸透率13.6%）へと約54%も減少しました。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/passenger-vehicle/ev-sales-in-state-down-80-in-first-quarter-of-2025/120787967