インドの小売大手DMart、Qコマースとの競争にどう立ち向かう？

インドの小売市場では新興の迅速配送サービス、いわゆるQコマースが注目を集めていますが、大手小売業のAvenue Supermarts、その傘下であるDMartは、迅速配送への参入は見送り、配送時間の短縮、品揃えの拡充、全体的な価値提案に焦点を当てる方針です。

Bernstein IndiaのJignanshu Gor氏は、DMartがQコマースのライバルに対してどう対応するかを語りました。投資家の間では、DMartの顧客層とQコマース利用者の間に重複があるという懸念が持たれてきましたが、この重複は過大評価されている可能性があります。

Gor氏は、DMartが直接Qコマース市場に参入する可能性について、同社がこれまで9ヶ月間取り組んできたにも関わらず、参入する計画を立てるべきではないとコメントしました。DMartは配送機能の強化や商品の拡充を図ることで、投資家からのさらなる支援を得られると述べています。

また、Qコマースは進化し続ける一方で、インドの全ての食料品小売がオンラインに移行することはなく、DMartは少なくとも存続しつつ競争に打ち勝っていく大手小売業者の一つとされています。

出典 : https://m.economictimes.com/markets/stocks/news/jignanshu-gor-believes-dmart-doesnt-need-to-join-q-commerce-rush-heres-why/articleshow/120915784.cms