インド小売市場の変革者、ヴィノド・ナンビア氏の挑戦

ヴィノド・ナンビアは、インドのモア・リテールの経営ディレクターで35年以上の豊富なリーダーシップ経験を持ち、2020年以降、同社をインドを代表するオムニチャネル食品・グローサリーリテーラーに位置づけるための大変革期に導いています。
彼の国内外での経験には、20年以上コルゲート・パルモリーブで地域を指揮し、ローマ、イタリア、大中華地区、そしてアジア太平洋地区を跨ぐ役割がありました。

モア・リテールは現在、IPOを視野に入れており、新しい店舗の拡大資金を調達するために12から15カ月以内に実施予定です。オンラインとオフラインのハイブリッドモデルにより、都市部だけでなくTier2やTier3の都市においても、高品質な品揃えと価格を保ち、顧客の利便性を追求しています。
インドの小売市場はまだ発展段階にあり、国の経済成長と共に組織化された小売トレードのシェアがこれから伸びる余地が大きいとナンビア氏は語ります。

また、彼の会社はプライベートブランドの展開にも力を入れており、消費者からは品質と価格において高い評価を得ています。特にステープル食品ではプライベートブランド製品の売り上げが全体の50%を占めているそうです。
今後も焦点を当てるのはTier2〜4の都市部で、南インドと東部の西ベンガル州を中心に、これから15か月で150店舗の展開を計画しており、5年以内には1,000店舗への頭部も見込まれています。
インド小売市場の将エース、ナンビア氏のビジョンとその挑戦にご注目ください。

出典 : https://www.theweek.in/news/biz-tech/2025/05/05/more-retail-interview-md-vinod-nambiar.html