インドのFMCG市場、スピーディな商取引で新たな成長期へ

ゴードレージ・コンシューマー・プロダクツのMD兼CEOであるスディール・シタパティ氏は、クイックコマースが顧客の利便性に応え、特に高利益率の中間サイズ製品においてFMCGセクターに利益をもたらすと述べました。氏はこのモデルが在庫を最小限に抑える点で既存のFMCG市場リーダーの強みに合致しているとした上で、過去2年間にこのチャネルで「指数関数的な成長」を目の当たりにしたものの、クイックコマースが会社の収益に占める具体的な割合については明らかにしませんでした。

会社は2025年3月期の第4四半期に411.9クロールピーの純利益を報告し、売上高は3,597.95クロールピーに達したものの、パーム油価格の急騰により利益圧迫を受け、EBITDAマージンは22.6％に低下しました。にもかかわらず、シタパティ氏は今後12から18カ月の消費者需要に強気を見せています。エルニーニョ現象の収束や政府の福祉スキーム実施、今後12カ月内の新しい給与委員会の開催が、FMCG市場の回復につながると見ています。

同社は、地方市場での浸透を深めるためにバン型流通モデルも導入しており、分配者には依然として在庫が渡るものの、中長期的には新しいカテゴリの開発を目指しているそうです。

出典 : https://retail.economictimes.indiatimes.com/amp/news/food-entertainment/personal-care-pet-supplies-liquor/quick-commerce-solves-for-convenience-and-margins-gcpls-sudhir-sitapati/120963541