インドのエドテック企業が黒字化！Vedantuの急成長と課題

バンガロールに拠点を置く教育技術（エドテック）のスタートアップであるVedantuが、2025年3月期の四半期にて黒字化を達成しました。同社の創業者でCEOのヴァムシ・クリシュナ氏によると、Vedantuの収益は前年比67％増の90 Crルピーを記録し、6 Crルピー以上のフリーキャッシュフローを生み出すことに成功しました。

この四半期は、Vedantuにとって史上最も強い売上高を記録した期間であり、同社は2025会計年度を前年比55％増の284 Crルピーの収益で締めくくりました。その間、キャッシュバーン（持続的な経費超過）も30％減少させ、70 Crルピーとなりました。

Vedantuは2011年にクリシュナ氏、アナンド・プラカシュ氏、サウラブ・サクセナ氏、プルキット・ジャイン氏によって創設され、2021年9月に100 Crドルの資金調達ラウンドでユニコーンの地位を手に入れました。同社は、オンライン教育プラットフォームとして起ち上げられ、後に複数のオフライン教育センターの展開によって拡大していきました。

エドテック業界は、オンラインでの急激な需要増加に伴い売上が落ち込んだ後、再びオフラインモデルへと戻っています。Vedantuの事例は、エドテックセクターにおいて、特にK12（12歳までの学習指導）分野がコロナ禍の後に直面した課題と、それに対する適応の克服を示しています。2024年には、エドテックセクターへの投資は前年の207 Crルピーから608 Crルピーに近い三倍増加しましたが、これは2022年の21億ドルと比較すると依然として大幅に低い数値です。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/startups/vedantu-turns-profitable-in-q4-fy25-with-record-collections-ceo-vamsi-krishna/articleshow/120997249.cms?UTM_Source=Google_Newsstand&UTM_Campaign=RSS_Feed&UTM_Medium=Referral