インド発AIサイバーセキュリティCloudsek、国際展開のための資金調達に成功

インドのスタートアップ企業Cloudsekが、サイバーセキュリティの予測と対策にAI技術を活用し注目を集めています。同社は最近、Tenacity VenturesとCommvaultが主導する資金調達ラウンドで1,900万ドルを調達しました。このラウンドにはInflexor Ventures, MassMutual Ventures、Prana Venturesなども参加しています。

2015年にRahul Sasiによって設立されたCloudsekは、AIに支えられた18のアプリケーションを使用し、サイバー攻撃の予測と軽減に取り組んでいます。同社は集めた資金を製品革新、グローバル展開、特に米国、UAE、アジア太平洋地域の市場拡大に注力していくと語ります。

Cloudsekは脅威の早期発見に特化しており、攻撃発生後の対応ではなく、漏洩した資格情報や露出したAPI、脆弱なベンダーなどの初期攻撃ベクトルを特定します。CEOのSasiは、サイバー脅威が現代ではAIによって計画、実行されるようになると警告し、人間がAIによる脅威に対抗するためのより賢い解決策が必要であると強調しています。

銀行、ヘルスケア、技術、公共セクターを含むフォーチュン500の企業など250社以上が顧客に名を連ね、これまでに総額3,000万ドルを調達しています。Sasiはまた、サイバー犯罪の増加が地政学的な緊張関係とも関連していると指摘しています。インドは、予防的なサイバーセキュリティ市場において重要な役割を果たし始めているとも述べています。

出典 : https://m.economictimes.com/tech/funding/cybersecurity-startup-cloudsek-raises-19-million-in-funding-led-by-tenacity-ventures-commvault/articleshow/121274077.cms