インドEV市場におけるホンダの慎重な戦略と野心

インドの電動二輪車市場が盛り上がる中、ホンダ・モーターサイクル＆スクーターインディア（HMSI）は、市場が成長するか停滞するかを見極める2025年が鍵となると考え、慎重な構えで展開を見守っています。
2028年までにカルナータカ州の既存第3工場内に特化した電動車（EV）製造工場を設立する計画を発表しているものの、EV市場への参入は遅れており、初の二輪車モデルの発売も今年初めてとなります。

HMSIの責任者は、スタートアップがEV市場の先駆者であることを認めつつ、TVSモーターやバジャジ・オートのような既存の企業が現在、市場の量的成長を牽引していると述べています。
しかし市場全体としての顕著な成長はまだ見られず、消費者はインセンティブやガソリン車とのコスト優位に引かれてEVを選んでいますが、これらの利点が感じられなくなると市場は変わり始めるかもしれません。

また、同社はインドでの二輪車市場のリーダーを目指しており、その野心を支えるために、グジャラート州アーメダバード地区ヴィタラプールにある工場に第4生産ラインを構築するための920Crルピーを投資すると発表しました。
この新ラインは2027年までに稼働予定で、年間6.5Lakh台の125ccオートバイを生産し、工場の総生産能力を26.1Lakh台に増加させます。

最後に、HMSIはインド国内で4つの製造工場を運営しており、インドでの生産を2001年に開始して以来、インドを主要な輸出拠点とすることも目標にしています。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/amp/news/two-wheelers/honda-motorcycle-scooter-india-hmsi-takes-cautious-approach-to-electric-vehicles-amid-market-uncertainty/121379248