インドeコマース大手Flipkart、猛進する急速配送とファッションで新たな挑戦

インドのオンラインショッピング市場で先頭を走るFlipkartが、2025年6月までに注文数を30%増やすことを目指しています。
5月には注文が20-25%増加したことから、CEOのKalyan Krishnamurthyはこの成長の背景にあるのは、同社のファッション部門と、その子会社であるMyntraの貢献が大きいと話しています。
実際、ファッションが新規顧客獲得の約40%を担い、今四半期にとって最も重要な成長要素となっているのです。

さらにFlipkartは、オンライン販売だけでなく、カスタマーの近くに置かれた「Dark Store」と呼ばれる倉庫を通した、超迅速な配送サービス「Flipkart Minutes」の拡大にも力を入れています。
1日に2つの新しいダークストアを開設しており、2025年までに合計800のダークストアを目標に掲げています。
この迅速な展開は、配送スピードと利便性が今後ますます競争の鍵となるインド市場で、Flipkartがいかに強固な位置を築きたいかを示しています。

インドでは特に小規模都市からのオンラインショッパーが増加しており、それを背景にFlipkartはカテゴリーの多様化や物流の革新を進め、顧客獲得、カテゴリー支配、迅速配送に注力しています。
これらの戦略から、インドのeコマース市場でのリーダーシップを強化するために、同社がどれほど決意を持っているかが伝わってきます。

出典 : https://www.siliconindia.com/news/business/flipkart-to-witness-30-percent-order-growth-by-june-nid-236251-cid-3.html