インドのスタートアップ動向：IPOへ舵を切る企業たち

インドのネット外国直接投資（FDI）が2025年度に前年比96.5％減少し、大幅な資金の流出が見られました。
一方で2024年にはAIスタートアップへの投資が増加し、前年度に比べて、約2.8倍の780.5ミリオンドルに到達しました。この資金減少および慎重な投資風潮にも関わらず、AI技術への関心は依然として高く、インドはテクノロジーの野心を引き続き抱えています。
一部の業界リーダーは、全面撤退ではなく戦略的変更が必要だと指摘しています。また、規制の複雑さが投資家を阻害しているとの声もあります。

大手VCがインド市場を避けていることから、インドのスタートアップはIPOを資本獲得の戦略的な選択肢としています。
IPOによって長期資本を引き付けたり、企業統治を強化したり、国際投資家ベースを広げる効果が期待されています。
Greyhound Researchの調査によると、IPO準備中のスタートアップの63％が、新しいFDIが不足している中で世界的な資産管理者との接触を活発に行っていることが示されています。
また、IPOは、さらなる規制と信頼性の向上をもたらし、パフォーマンスを公に証明することで、FDI投資家が次のサイクルで報いるとされています。

出典 : https://analyticsindiamag.com/ai-features/as-indias-fdi-plunges-96-startup-ecosystem-enters-reset-mode/