インド発D2Cブランド「Snitch」の挑戦：オフライン展開とIPOを見据えた成長戦略

Snitchはインドで急成長している直接消費者とのビジネス（D2C）のメンズウェアブランドです。最近、40ミリオンドルをシリーズBで資金調達しました。この資金は、国内外の市場でのさらなる拡大、オフライン小売や急速な商取引分野への進出に充てられます。
資金調達ラウンドは、マンバイに本拠を置く360 ONEアセットが主導し、SWCグローバルやアイビーキャップベンチャーズなど既存の投資者も継続して支援しました。さらに、新たな投資者としてエスニックウェアブランドManyavarのプロモーターによって設立されたラビ・モディ家のファミリーオフィスや一群のエンジェル投資家が参加しました。

この資金は特にオフライン展開をサポートし、現在55店舗ある小売店舗を2025年末までに100店舗以上へと増やす計画です。また、インドのトップ20の都市で強い足場を築きつつ、南アジアや中東へも進出することを目指しています。プラスサイズアパレル、アイウェア、フットウェア、バッグなどの新商品カテゴリーの導入も探っています。

創業者のシッダールス・ダンガルワルは2020年にSnitchを設立し、オフライン小売業からスタートしましたが、コロナウイルスのパンデミックの間にオンラインプラットフォームへと移行しました。Snitchはメンズ服とアクセサリーを幅広く取り揃えており、現在はウェブサイト、アプリ、物理的な店舗を通じて販売しています。スニッチは年々の売上高を伸ばし、FY24年には前年比128%増の243 Crルピーとなりました。

シッダールス・ダンガルワルCEOは、この資金調達に際して、Snitchが新たな成長のフェーズに入っていることを明らかにしました。Snitchはまた、将来的に公開市場へ進出する計画も持っています。最新の資金調達以前、創業者ダンガルワル氏は会社の50.3%の株式を保有していました。次の目標はFY26年に1,000 Crルピーの収益を達成し、100 Crルピーの純利益に到達次第、IPOの準備を開始することです。現在、Snitchは51の店舗を運営し、インド国内外での拡大に注力しています。

出典 : https://asiatechdaily.com/snitch-raises-40m-to-scale-offline-stores-and-expand-globally/