インドの金融テック大手InCredの大胆な戦略 – IPOの目前

InCred Moneyはデジタル重視のウェルステックプラットフォームで、InCredグループが展開しています。同社は証券取引を手軽に行えるプラットフォームStockoの買収を計画しており、300 Crルピーの全額現金取引での取引が予測されています。この買収により、InCredは小売取引業界に新たに参入します。

Stockoは現在、南アジア証券株式会社が運営しており、株式やデリバティブ、商品先物取引、外国為替取引を提供しています。同プラットフォームは一律の手数料体系を採用し、アクティブなトレーダー向けのサブスクリプションモデルも展開しているため、有利な取引が可能です。

また、InCred Moneyの小売ブローキングへの進出は、貸付、資産管理、投資の分野が一体となった、フルスタックプラットフォームを構築しようとする既存の金融機関およびフィンテック企業の動きに加わる形となります。

別途、InCred Financial ServicesはIPOを計画しており、470 Mnドルの資金調達を目指しています。KKR & Co.のパートナーであるこのムンバイ拠点の企業は、IIFL Securities、Kotak Mahindra Bank Ltd.、Nomura Holdings Inc.を含む複数の会社と協議中です。これらの動きはインドの金融業界におけるInCredの地位をさらに強固なものにする可能性があります。

出典 : http://economictimes.indiatimes.com/tech/startups/incred-money-set-to-acquire-discount-broker-stocko-marking-entry-into-retail-broking/articleshow/121866844.cms