インドの鋼鉄企業JSW One、ユニコーン企業へ成長しIPOを計画

JSWグループのB2B電子商取引部門であるJSW One Platformsが、18〜24ヶ月以内に公開を予定しています。この動きは、初の公開を準備するZetwerkやInfra.Market、OfBusinessなどの企業に連なるものです。共同創立者のガウラヴ・サチデヴァ氏によると、同社は今年中に損益分岐点に達する見込みであり、次の財務年度からは投資銀行家たちとの積極的な商談を開始する予定です。

設立された2021年以降、JSW Oneは二つの主要な事業体—JSW One DistributionとJSW One Finance—を通じて、製造業および建設業界の中小企業に向けて材料、信用、物流サービスを提供しています。最近ではPrincipal Asset Management、OneUp、及び親会社JSW Steelがリードする資金調達ラウンドで340 Crルピーを調達し、企業評価額が10億ドルに達しました。

毎月約1,400 Crルピーの総商品価値（GMV）を記録しており、インドの総鋼鉄供給の約1.6%に当たる毎年約240万トンの鋼鉄を取り扱っています。FY24では、前年の338.8 Crルピーから4.2倍増の1,421.9 Crルピーの収益を報告しましたが、純損失は277 Crルピーに拡大しました。

サチデヴァ氏は、従来電話で行われていた業界で、購入者と販売者の間のテクノロジーを活用したやり取りを築いたことが初期の差別化要因だと指摘しています。同社は、B2B分野での供給が限られており、多多くの販売者モデルを目指さず、トランザクション、物流、信用をテクノロジー手法で支援するプラットフォームとして運営しています。

また、同社は全額所有の物流部門JSW One Transportation Servicesを立ち上げ、最終段階の配送や一部トラック積みの出荷を管理しています。サチデヴァ氏によると、同社のGMVの約40%が信用であり、毎月500 Crルピーが第三者の貸主から提供されています。

出典 : http://economictimes.indiatimes.com/tech/startups/jsw-one-eyes-ipo-in-18-24-months-targets-break-even-this-fiscal/articleshow/122097581.cms