インドのフィンテック企業Pine Labs、株式市場への挑戦

インドのフィンテックシーンが新たな節目を迎えました。決済と貸付プラットフォームを手がけるPine Labsが、IPO（新規株式公開）に向けてSEBI（証券取引委員会）に予備的な目論見書を提出しました。これにより、株式市場での注目のデビューが現実のものとなります。

新たに２６００クロールピー（およそ３０５ミリオンドル）の資金を調達し、約１４．７８クロールピーの株式を売り出す予定です。Peak XV（旧Sequoia India）やTemasek、PayPal、Mastercard Asia、Invesco等の有名投資家も株を売却します。

調達資金の使途は、借入金の返済、技術のアップグレード、子会社への投資、そして一般的な企業活動のために利用される目論見です。IPOを通じて、Pine Labsはデジタル決済サービスや組み込み型レンディングの分野での地位を固めることを目指しています。

また、今年度の最初の９か月でPine Labsは、前期比２３％増の１２０８クロールピーの収益を上げ、２６．１クロールピーの純利益を記録しました。このIPOにより、同社はインドのフィンテック企業の中でも一線を画す存在となると期待されています。

出典 : https://www.indianstartuptimes.com/news/pine-labs-files-drhp-for-rs-2600-cr-ipo-eyes-bse-nse-listing/