インドスタートアップ、復活の兆し？2025年上半期の投資動向

2025年上半期にインドのスタートアップへのベンチャーキャピタル投資が前年比9%増の約49.5億ドルに到達し、410件の取引が行われました。
これは、前年同期の約45.4億ドル、418件の取引からのわずかな回復を示しています。
Lightspeed Venture Partnersの管理ディレクター、Anuj Bhargava氏によると、特に早期段階の取引レベルは非常に健全で、「構造的な改善により、持続的な回復へと向かっている」とのことです。

成長段階のスタートアップは投資家からの関心が高まっており、公共市場と同様に利益とキャッシュフローに焦点を置く傾向が強くなっています。
ecommerceとfintechが最も投資を集め、それぞれ約13億ドルと10億ドルを誇ります。

また、いくつかのスタートアップはIPOを視野に入れ、2025年にはわずか5社がユニコーンと認定されたものの、構造的な回復を確認しています。
Kae CapitalのGaurav Chaturvedi氏などの専門家が、優れたユニットエコノミクスを持つ企業には投資家の関心が集まると述べています。
インドは2021年に45社のユニコーンを生み出しましたが、2025年上半期のユニコーン数はそれとは対照的に少ないです。
基礎に戻る動きとして、長期的な持続可能な成長が重視されつつあります。

出典 : http://economictimes.indiatimes.com/tech/funding/venture-capital-funding-inches-up-to-4-9-billion-in-h1-2025-still-well-below-2022-peak/articleshow/122202272.cms