インド、レアアース戦略で脱・中国依存へ

インドがレアアース元素(RE)と重要鉱物の開発を加速し、自立を目指している。中国の市場独占に対する依存度を低減させる戦略の中心には、電気自動車(EV)、再生エネルギー、防衛産業の成長があります。
中国が90%近くを掌握するレアアース磁石市場では、出口制限や貿易紛争が問題となっており、インドはこの機会を追い風として捉えています。しかしながら、インドのレアアース産出量はまだ低く、設備や技術の不足が解決課題とされています。
インド政府はこれらの課題への対応として、民間セクターとの提携、インフラ整備への投資助成を推進しています。オーストラリアとの協力など、国際的なパートナーシップを通じてレアアースの供給を多様化し、戦略的なパートナーとしての役割を強化していく方針です。
もう一つの戦略として、海外の鉱物資産を確保するため、KABILはアルゼンチンやオーストラリアなどでの投資を進めています。そして、民間企業も磁石製造などの下流活動に注目をしており、市場は今後、USD 993 millionに達すると予測されています。
インドは非化石燃料からの電力を2030年までに50%にし、総排出量の削減を目指すなど、クリーンエネルギーへの志向も示しています。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/industry/indias-rare-earth-element-strategy-a-shift-towards-self-reliance-amid-chinas-dominance/122340395