インド発、次世代の金融詐欺対策スタートアップがシード資金で1080万ルピーを調達

インドのムンバイとハイデラバードに拠点を置くサイバーセキュリティ及びAIスタートアップであるDeep Algorithm Solutionsが、デジタル金融エコシステムにおける詐欺防止に特化しています。この度、Unicorn India Venturesを主導する形で1.08億ルピーのシード資金を調達しました。

他のエンジェル投資家からも参加を得ています。同社は、この資金を使ってエンジニアリングチームと脅威インテリジェンスチームの拡張、インドと東南アジアの市場展開を加速し、主要なエンタープライズプラットフォーム（Azure AD、Oktaなど）との統合を拡大していく予定です。さらに、行動AIと詐欺分析エンジンを強化します。

2021年12月にJP Mishraによって設立された同社は、信頼できるプラットフォームであるadapID（適応型行動知能アイデンティティセキュリティ）と、BotShield（ゼロデイ攻撃防止、DDOS緩和、ランタイムアプリケーションセキュリティ）を提供しています。

また、インド政府から特許を取得し、金融機関で次世代詐欺防御を提供しています。将来の計画としては、中堅企業向けに商用SaaSモデルの立ち上げ、国際市場への展開、詐欺リスクチーム向けの分析ダッシュボードの立ち上げ、詐欺解決に向けたagentic AIの研究開発強化があります。

同社は、ムンバイ、ベンガルールなどのBFSIハブでの販売拠点の拡大、およびケニア、南アフリカ、UAEでクライアントとの進行中の話し合いを進めており、システムインテグレーターやクラウドマーケットプレイスとのチャネルパートナーシップ構築にも取り組んでいます。

出典 : https://www.finsmes.com/2025/07/deep-algorithm-solutions-raises-rs-10-8-cr-in-seed-funding.html