インドのタクシーサービス競争激化、Rapidoが電動化へシフト

インドの配車サービス業界が大きな変化を迎えています。
配車ユニコーン企業Rapido（ラピド）は、デリー政府の2030年までに全てのバイクタクシーを電動化する目標に沿う形で、自社のバイクタクシー車両を電動化に転換するために、積極的な動きを見せています。
彼らは、Zypp ElectricやGogoroなどのOEM（オリジナル機器メーカー）やフリートオペレーターと提携し、来年までに完全電動化を目指す計画です。

さらにRapidoは、競争が激化する中、クイックコマース市場への参入など、事業の多角化と拡大に向けたいくつかの変更を行っています。
この進展を受けて、RapidoはシリーズEの資金調達ラウンドで$200 Mn（INR 1,660 Cr）を調達し、企業評価額$1.1 Bnでユニコーン企業の仲間入りを果たしました。

一方、Rapidoの競合であるOla Cabsは、バンガロールで電動スクーターのみを使用したバイクタクシーサービスを再開することを発表しました。
この動きは、業界全体で見られる電動車両への転換傾向の一環です。
たとえばOlaは、バンガロール、デリー、ハイデラバードの都市で10,000台の電動二輪車を展開すると発表しました。
またUberも「Uber Green」オプションを通じて、電動二輪車と車両を配車プラットフォームに追加する計画です。
また、BluSmartは今年末までに10,000台の電動車両を持つことを目標としています。
しかし、この変革の進展にもかかわらず、Rapidoの純損失はFY23において前年度比で50%以上拡がっています。

出典 : https://inc42.com/buzz/rapido-sets-the-ball-rolling-on-fully-electrifying-its-delhis-bike-taxi-fleet-by-next-year/