インドスタートアップの新たな舞台：Razorpayが仕掛けた革新的ブランディング戦略

2025年のインドプレミアリーグ(IPL)では、決済プラットフォームであるRazorpayが従来とは異なるブランドマーケティングの手法を導入しました。自らの広告スロットを使い、37のインドのスタートアップを取り上げ、創業者たちにプライムタイムの露出機会を提供することで、新しいブランドのイメージを作り出しました。

このキャンペーンでは、3都市で撮影されたオーダーメイドの37本の映像を特徴とし、スタートアップのコミュニティーの物語に焦点を当てることで、通常の有名人溢れるコマーシャルに対して一線を画しました。

また、Razorpayは自社のスタートアップアクセラレーターであるRizeに参加している創業者たちのパーソナライズされた広告を100以上作成し、広告キャンペーンはネット上の有名人や企業家の協力によってさらなる勢いを増しました。

キャンペーンに続いて、Razorpayは消費者向けUPIスペースに参入することを決定しました。これには、報酬プラットフォームPoshVineの買収など、顧客ロイヤルティを高めるための一連の投資が含まれています。

さらに、Razorpayはシンガポールやマレーシアなどの東南アジア諸国へと拡大し、地域に特化したマーケティング戦略を推進しています。同社は今後2～3年以内に公開を目指していますが、その焦点は創業者たちと共に歩むことにあります。

出典 : https://www.campaignindia.in/article/razorpay-hands-over-the-mic-not-the-message/503986