インドの大学が生んだスタートアップの成功とその影響

インドの大学が設立したインキュベーション・セルが、スタートアップの成功という形で実を結び始めています。2013年にIITマドラスが電動スクーター製造会社へ投資した29 Lakhルピーが、市場公開により50 Crルピーへと大きく成長しました。高等教育機関や研究所では、学術研究からビジネスへの道筋をつける動きが加速しており、これまでの経験などを生かして様々な支援を展開しています。

たとえば、IITボンベイは1,000のスタートアップを支援するために100 Crルピーのベンチャーキャピタルファンドを設立しました。このような動きは、アーメダバードのIIMAベンチャーズが2,200以上のスタートアップをアクセラレータープログラムを通じて支援し、$1Bn以上の資本を調達した事例などにも表れています。

インドのスタートアップのエコシステムに影響力を持つこれらの大学は、各地で新興企業を育て、特にディープテックや研究志向のアイデアが受け入れられやすくなる傾向にあります。IITマドラスのような機関が、その一翼を担っているのです。これらの動きはインド全体のスタートアップエコシステムを活性化させる可能性を秘めています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/startups/campus-incubators-hoping-for-the-next-million-dollar-startup/articleshow/123127358.cms