インド大手配達企業Swiggy、赤字拡大でも売上は上昇

インドの食品および食料品配送の巨人Swiggyは、2025年第1四半期（4月〜6月）の純損失が、1,197 Crルピーに達し、前年同期の611 Crルピーからほぼ倍増したと報告しました。
損失拡大の背景には、各ビジネス部門での運営コストの大幅な増加があります。直近の四半期と比較しても、1,081 Crルピーの赤字から、さらに悪化したことが明らかです。
これは、激戦市場での運営効率の問題や、積極的な投資戦略を指し示している可能性があります。

しかし、Swiggyの営業収益は54%増加し、前年同期の3,222 Crルピーから、4,961 Crルピーに上昇しました。食品配送とクイックコマース部門の堅調な成長が、収益アップを支えています。
さらに他の収入を加えた総収入は、5,048 Crルピーとなり、前年同期の3,310 Crルピー、前四半期の4,531 Crルピーからも増加しています。

しかし、売上の伸びにもかかわらず、コストの大幅な増加によって利益率に圧力がかかり続けています。特にマーケティング、物流、配送インフラ、人材獲得などに多額の費用がかかっています。
税金や特別項目の費用は報告されていませんが、今四半期の結果が、利益を出す道のりに更なる負担を加えています。

一方で、Swiggyの最大のライバルであるZomatoは、176 Crルピーの純利益を報告し、両プラットフォームの業績に明らかな差が出ています。

出典 : https://www.restaurantindia.in/news/restaurant-india-news-swiggy-s-q1-fy26-loss-signals-deeper-profitability-challenges-in