インドの自動車市場、税制改革で小型車・二輪車に追い風か

インド政府は、小型車及び350ccまでの二輪車に対するGST（Goods & Services Tax）を大幅に引き下げる可能性が高まっています。もし実現すれば、これは特に自動車ショールームの来場者増加を見込ませる素晴らしい動きとなります。
しかし、この税率変更が長期的な販売台数の増加につながるかはまだ不透明です。現在の小型車は50,000ルピーから75,000ルピーの割引がなされているにもかかわらず、販売台数は低迷しており、在庫の増加に悩まされています。

経済全体の活性化により、田舎や都市部の収入増による需要拡大こそが、小型車の販売促進につながるかもしれません。ただ、車市場における高級化傾向は変わらず、顧客は小型車よりもコンパクトSUVを好む傾向にあります。

さらに、GSTの再調整によって、電動二輪車の魅力が少なくなるかもしれません。最も影響を受けるであろう車両モデルには、Maruti Suzuki IndiaのAltoやSwift、Tata MotorsのTiagoなどがあります。
一方、二輪車業界では、入門モデルのバイクが利便性や買い替え需要の影響で売上が減少しており、業界は若干の回復を見ているようです。
GST減税が実施されれば、特に中小都市において自動車へのアクセスと手頃な価格での提供が可能となりますが、同時に自動車部品に対する率の削減も必要との声が上がっています。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/industry/will-gst-rate-changes-revive-small-car-sales-in-india/123359292