インド起源の物流企業DTDC、速さを競う新時代へ

インドの物流会社DTDC Expressが創立35周年を記念し、新たな迅速な商業分野「ラフタール」を立ち上げました。このサービスは、4～6時間という時間内に超ローカルなダークストアを通じて配達を行うというものです。また、BCG（ボストン・コンサルティング・グループ）との共同で、2030年までに200億ドル以上の市場が見込まれる迅速配送に関するインド初の白書を発表しました。

この報告書によると、オンラインショッピングにおいて配送の速度が重要な要素となっており、消費者の60%以上が即日配送のために追加料金を払う意向があることが明らかになりました。また、オンライン小売支出の40%以上を占める急速に成長しているTier 2、Tier 3の都市、電子機器やファッション、美容などの非食料品カテゴリが迅速配送を推進していること、共有フルフィルメントモデルが最終配送コストを最大30%削減する可能性があることも指摘されています。

DTDCの創業者であるスバシシュ・チャクラボルティ氏は、信頼とリーチを全インドに築き上げた35年の歴史が、迅速配送の次なる大きな進歩をリードする基盤となると語ります。また、BCGのアルペシュ・シャー氏は、迅速なコマースが今日の配送エコシステムに不可欠な部分を埋めると評価し、インド独自のモデルが真の「進歩したインド」に貢献する素晴らしい可能性を持っていると述べています。

ラフタールによって4～6時間の配送窓が提供され、「お客様との戦略的な関与のシフト」をもたらし、特に高成長が期待されるTier 2、Tier 3の市場において、迅速配送の新しい標準が設定されることになるでしょう。

出典 : https://www.constructionworld.in/urban-infrastructure/warehouse-and-logistics/dtdc-launches—raftaar—-and-india—s-first-rapid-commerce-report-/77959