中国BYD、インド電気自動車市場へ本格参入

近年のインドと中国の外交関係の改善を背景に、中国の電気自動車（EV）大手BYD社がインド市場への再挑戦に向け動き出しています。同社のインド担当マネージャー、ケツ・チャン氏は、ビザ取得の手続きが進む中、管理職やエンジニアの査証も段取りされ、数か月以内にインドへの出張が予定されています。
BYD社は、インド南部にある工場の状況評価やトレーニングプログラムの再開を図っており、来年初頭には、Atto 2という新型コンパクト電気SUVを市場に投入する計画です。この新モデルは、価格が200万ルピー（約22,690ドル）を下回り、インドの大衆市場においてMahindra & Mahindra Ltd.、Tata Motors Ltd. などの地元メーカーに直接対抗することになります。
インド市場における電気自動車パーツの製造や、アダニグループとのリチウムイオンバッテリー製造に関する協力の模索も行われており、インド政府もクリーンな車の製造基盤としての地位を高めるための取り組みを強化しています。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/industry/byd-gears-up-for-india-expansion-as-xi-modi-relations-improve/123819631