インドの再生品市場、2026年に110億ドルに達する

インドでは2026年までに、再生された電子製品市場が110億ドルの規模に到達すると見込まれています。この市場をターゲットにした取り組みとして、大手ECプラットフォームのFlipkartが「Flipkart Reset for Business」という新しいB2Bアプリを立ち上げました。

このアプリは、保証付きの再生品、特にスマートフォンやアクセサリーを取り扱い、小ロットから購入を希望する小売業者に向けたサービスを提供します。これにより、インド各地の小売業者は最小の注文数量制限なしで、様々な数量の商品を取り扱うことが可能となります。

さらに、Flipkartは再生品を扱うセラーと顧客を結ぶ、よりスムーズなマーケットプレイスの創出を目指しています。その一環として、Flipkartは以前に電子リコマースのスタートアップYaantraを取得し、2018年には自社ブランドのリファービッシュ専門プラットフォーム2GUDを立ち上げました。

ただし、競争法に違反したとして、FlipkartはAmazonとともにインドの競争委員会（CCI）による調査の対象となっており、ペナルティとして世界規模の年間売上の最大10％の罰金を科される可能性があると報じられています。

Flipkartはこのような課題を抱えつつも、ECプラットフォームとしてのサービスの拡大を続け、高速コマース戦略を強化するために、ダークストア（迅速な配達のためのミニ倉庫）の運用を計画しています。また、財務面では、B2C部門の営業収益は年間42％増の1484.58億ルピーに達し、FY22の441.95億ルピーから9％減の402.65億ルピーに損失が縮小しました。

出典 : https://inc42.com/buzz/flipkart-launches-b2b-app-for-refurbished-product-sellers/