インドスタートアップ市場、IPOへの波と投資環境の転換

インドのスタートアップ市場には注目が集まっています。多くの企業が公開市場への注目を集め、IPO（新規公開株）へと乗り出しています。特にSwiggy、Mobikwik、Ather Energyなどの企業が公開を検討していると言われています。

この動きについて、物流ユニコーンShiprocketの共同創業者であるVishesh Khurana氏は、国内の投資家が非上場スタートアップへの投資に目を向けていると語りました。彼は、Tribe Capitalのインド基金を率いる立場から、インドの公開市場の価値が過大評価されているという見方が多いこと、そして投資家が保有資産の多様化を図っているとコメントしています。

一方で、スタートアップへの投資は公開市場よりも高いリターンが期待されるものの、変動が激しくリスクが伴うため、シャルマ氏は慎重な姿勢を示唆しています。2024年前半には、インドのスタートアップが総計約1,500億ドルを調達し、2023年の同時期と比較して、わずか2％の減少にとどまりました。

スタートアップの投資家の中には、年の後半に資金調達が活性化すると予想している人が90％以上もいるという調査結果もあります。資金面での活発な動きを見せ、2024年前半で既にユニコーン企業が2社誕生しています。これらの動きが、インドのスタートアップ市場の急成長を物語っています。

出典 : https://inc42.com/buzz/domestic-investors-now-turning-to-unlisted-startups-shiprockets-vishesh-khurana/