インド、フィンテックスタートアップの新興勢力として躍進

2025年の初めから9カ月間でインドのフィンテック（金融技術）スタートアップのエコシステムが、世界で三番目に大きくなりました。投資額は16億ドルに達しており、特にベンガルールが全体の52%を占め、投資先として注目を集めています。
トラックスンというデータ分析会社によれば、インドはこの分野でアメリカとイギリスに次いで位置づけられており、デジタルインフラへの注力が実を結び始めていることが分かります。

新しい企業に対する投資も順調で、前年の555百万ドルから598百万ドルへと増加しており、投資家の信頼の強さが示されています。しかし、成長が確実視される後期段階のスタートアップへの資金は1.2億ドルから863百万ドルへと減少しました。
シードステージの資金も減少しましたが、2つの大きな100百万ドル以上の資金調達ラウンドが見られ、その内Growwの2億2百万ドルのシリーズFラウンドとWeaver Servicesの1億7千万ドルの資金調達が注目されています。

また、ベンガルールとムンバイが、インドのスタートアップエコシステムの中心として重要な役割を果たしていることが明らかになっており、国内外の投資家からの強い支持が見込まれています。
インドのフィンテック業界は、多岐にわたる企業による技術革新と投資家の引き続きの関心を背景に、さらに成長が期待されているのです。

出典 : https://www.mid-day.com/business/business-news/article/india-becomes-worlds-third-largest-fintech-startup-ecosystem-23598130