インドのデジタルショッピング新時代、BigBasketがChatGPTとタッグ

Tata Digital傘下のオンライン食料品プラットフォームであるBigBasketが、ChatGPTと組み、ユーザーがUPIを使用して食料品のショッピングと支払いをチャットボットを退出することなく行えるようになりました。これによって、AIツール内で直接、商品を閲覧、選択、支払うことができます。

これは、OpenAIがインド国立決済公社（NPCI）とフィンテック企業Razorpayと連携し、チャットを介したUPI支払いを可能にするプロジェクトの一環です。先日開催されたOpenAIのDevDay 2025会議では、Booking.comやCanva、Coursera、Expedia、Figma、Spotify、ZillowなどのグローバルプラットフォームがChatGPT内で利用できるようになったと発表され、BigBasketはこのパイロットプログラムに加わる最初のインドのプラットフォームの一つです。

しかし、これらの進化にもかかわらず、BigBasketはFY25年度にBlinkit、Zepto、Instamartなどの迅速通販プレイヤーからの競争激化により、財務圧力を感じており、売上が減少しました。同年度のTata Sonsの報告によると、BigBasketのB2C部門の売上は3%減の767.3億ルピー、B2B部門は7%減の222.7億ルピーを記録しました。また、損失は前年の126.7億ルピーから185.1億ルピーに増加しています。

市場の動きに対応するため、元々時間を指定しての食料品配達サービスを提供していたBigBasketは、迅速配達のクイックコマースに移行し、10分配達を提供するBB Nowに取り組んでいます。6月には、10分以内に食料品を配達する試みも開始しました。これには、TataとStarbucksの合弁企業であるStarbucks Indiaからの注文や、Tataグループのインディアンホテルズカンパニーが所有する食料品配達プラットフォームQminの注文が含まれます。

出典 : https://m.economictimes.com/tech/artificial-intelligence/talk-shop-bigbasket-to-offer-grocery-shopping-within-chatgpt-using-upi/articleshow/124452814.cms