インドのデータセンターの巨人、IPOを通じて成長加速へ

インドのチェンナイを本拠地とするSify Infinit Spaces Limitedは、初の公開株式募集（IPO）で最大3700Crルピーを集める計画を発表しました。この募集では、新規株式を2500Crルピー、既存の株式の売却で1200Crルピーを計画しています。特に、データセンターの拡張や借金の返済に2600Crルピーを充当する意向です。

顧客向けには、コロケーション、管理ホスティング、インターコネクションサービスを提供し、企業、クラウド、政府客などのデジタルインフラをサポートしています。

財務面では、同社は2025年度に28.2%の売上増と堅調なEBITDAの増加を報告していますが、その反面で約3.66倍のネットデット対EBITDA比率を持つなどの負債の問題も指摘されています。顧客の９割以上がトップ10の顧客に偏っているため、これらの顧客との契約更新や新規顧客獲得は、会社の収益性に大きな影響を与えうるリスクも抱えています。

また、データセンターは高密度の設備を維持するために、技術的に常に最新でなければならず、技術の陳腐化やサイバーセキュリティリスクにも注意を払う必要があります。さらに、ブランドライセンスの終了や、財務報告の問題が投資家の信頼に影響を与える可能性もあるとされています。

出典 : https://www.medianama.com/2025/10/223-sify-infinit-spaces-3700-cr-ipo-india-data-centre/