インド市場での飛躍を狙うカシオ、2035年に売上3倍増を目指す

カシオインディアは、1996年にインド市場へ参入して以来、信頼、革新、スタイルの象徴として知られるまでに成長しました。Gショックやエディフィスなどの代表的なデジタル・アナログ時計を展開してきた同社は、現在、インド製の時計モデルを販売し、さらなる市場への統合を図っています。
インドが持つ強靭な製造エコシステムと、カシオの日本品質を融合させた28の新モデルにより、若い世代の消費者ニーズに応えています。
また、自動巻き時計の新シリーズも導入し、価格は39,000ルピーから25,995ルピーまで幅広く提供しており、精密技術と美学を重視する顧客層を惹きつけています。

インドはカシオにとって世界的にも有望な市場であり、カシオインディアはCasio Computer Co. Ltd.の総売上の約25-30%に貢献し、インドの時計業界で二番目の市場シェアを誇っています。
同社は、インド国内に66の専門店を展開する一方で、Tier IIおよびTier III市場への拡大も視野に入れており、インド固有の祝祭日を重視したキャンペーンを実施することで、地元に根付いたブランドとしての地位を確立しています。
今後、売上を2035年までに3倍に増加させつつ、オムニチャネル戦略を強化し、都市部だけでなく新興都市の若年層を取り込むことで、単なる時計メーカーにとどまらず、インド消費者と深く共鳴するライフスタイルブランドを目指しています。

出典 : https://www.indianretailer.com/interview/retail-people/new-commerce/soch-eyes-global-expansion-southeast-asia-targets-doubling