インドの宇宙スタートアップ、革新を加速：世界初の目標へ

ハイデラバードを拠点とするStardour Aerospaceは、宇宙をより身近にするだけでなく、イノベーションの加速を目指しています。2020年に創業されたこのスタートアップは、再利用可能な宇宙物流車両を開発し、最終軌道への衛星の精密な投入という、最後の一里を支援しています。同社の「Lucas」と名付けられた宇宙移動車両は、「宇宙タクシー」として、打ち上げとミッションの運用の間を繋ぐ画期的な存在です。

Lucasは望遠鏡やカメラを運搬し、軌道上での研究活動を支援すると同時に、スペースデブリの除去や衛星のエンドオブライフ時の制御された再突入を通じて安全な廃棄を行うことも計画されています。独自に開発し、試験成功させた水素-酸素推進スラスターを使用し、これまでの推進システムに比べてクリーンで効率的です。

スターダウアは現在、小規模ながらも研究に強いチームで運営されており、エンジニア及び科学者たちは宇宙技術におけるイノベーションのために力を注いでいます。インドの民間企業としては初のこの種の技術を実現し、世界で初めて民間開発された液体酸素-液体水素推進システムの打ち上げに成功すれば、世界をリードすることになります。

現在、Stardourは資金調達を進めており、チーム拡充や、テスト施設の建設に向けた投資を行っています。2027年末から2028年初頭にかけてLucasの軌道上打ち上げを目指しており、インドの商業宇宙産業の成長とともに、世界の宇宙経済におけるインドのポジションを高めることを目標としています。

出典 : https://yourstory.com/2025/10/building-a-multipurpose-space-taxi-for-orbital-logistics