インドLTフーズの挑戦：2030年までに5%の売上を目指す

インドの大手食品会社LTフーズが、市場の要求に応える新戦略を発表しました。現在2〜3%の売上を占める加工食品や即席食品を、2030年までに全体の売上の5%へと拡大することを目指しています。
この戦略の一環として、Daawatブランドの食事キットやKari Kariブランドの焼き米クラッカー、インスタントライスカップなど、既に売上200Crルピーに達するバリュー・エデッド・ポートフォリオ（VAP）を強化しています。
インド国内だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、英国、中東、アジア太平洋地域など国際市場からの収益も大きく、インド国内の売上は全体の40%を占めています。

LTフーズの経営陣は、「既存の市場に留まらず、新たな市場の創出を目指している」と述べており、さらにはインドと世界にグローバルな料理をもたらす計画も明かしています。
特に都市部の消費者に人気があり、オンラインでの売上は伸び続けています。また、インディゴ航空の機内食や空港内の自動販売機にも商品を提供するなど、消費者の利便性を高める取り組みも強化しています。

最近では、多様なパッケージ食品や即席食品への市場参入も活発化しており、ハンガリーに拠点を持つGlobal Green Europe Kftを約256Crルピーで完全に買収することを発表し、国際市場でのさらなる影響力拡大を狙っています。インド国内だけでなく世界へと羽ばたくLTフーズの動向から目が離せません。

出典 : https://retail.economictimes.indiatimes.com/news/food-entertainment/personal-care-pet-supplies-liquor/lt-foods-eyes-5-revenue-from-value-added-portfolio-by-2030-bets-big-on-ready-to-eat-packaged-food-play/124943753