インドの宇宙ベンチャー、巨大投資を獲得し衛星産業に変革をもたらす

インドの衛星メーカーEnduroSatが、Google VenturesやLux Capital、そしてEuropean Investment Councilなどの投資家から1.04億ドルを調達したと発表しました。EnduroSatは小型および中型の衛星生産を拡大しています。
政府や企業が安全な通信や地球観測ネットワークを、SpaceXのStarlinkやAmazonのKuiperのような巨大な衛星群に比べて低コストで求める動きが強まっている中、同社のコンパクトな衛星が注目されています。
EnduroSatの衛星は、単純でモジュラー型の設計により、数か月ではなく数時間で組み立てとテストが可能であり、競合他社と比ぼうして大幅にコストカットが図れると言われています。
また、同社はブルガリアに18万8,340平方フィートのスペースセンターを開設し、1日に最大2機の衛星を製造する計画です。各衛星は200から500キログラムの重さになります。
今年初めには、Peter ThielのFounders Fundが主導する投資ラウンドで4300万ユーロ（5015万ドル）を調達しており、これが二度目の大型資金調達となります。
EnduroSatは10年以上前に創業され、3,000を超えるモジュールを軌道上に持ち、6つの拠点で230人の従業員を擁しています。同社は世界中の350の顧客を有しており、その中にはアメリカに100以上の顧客が含まれています。
宇宙事業への投資が全世界的に活発化しており、次世代の通信や防衛能力の基盤となる衛星の接続性、打ち上げサービス、軌道上インフラに対する投資家たちの期待が高まっています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/funding/satellite-maker-endurosat-gets-104-million-funding-from-google-ventures-others/articleshow/124954649.cms