インド市場を狙うトヨタ、新たな戦略で市場拡大へ

トヨタキルロスカーモーターはインド市場での存在感を強めるために積極的な行動に出ています。2020年代末までに新規及びリフレッシュされた15モデルを投入し、さらに地方市場への展開を深めるという計画です。インドでは過去3年間で経済成長率が平均8％を記録し、トヨタは現在、インドの乗用車市場の約8%を占め、2030年までに10%へのシェア拡大を狙っています。

新しい計画では、トヨタ自身の車とスズキから供給されるモデル、そして既存モデルのアップグレードが含まれます。特に、少なくとも2つの新型SUVがマヒンドラ＆マヒンドラやヒュンダイといったライバルと競合しつつ、地方向けの手頃な価格のピックアップトラックも展開される予定です。インドのタウンや地方でのリーチを深めるため、小規模な販売店と、少数の展示車両および小型の２つのベイを持つワークショップを設置しています。

さらに、トヨタは南インドの既存工場を拡大し、西部マハラシュトラ州に新しい工場を建設するため、$30億の投資を発表しました。新工場では、国内販売および輸出市場向けのガソリン、ハイブリッド、電気自動車のマルチパワートレインSUVを生産する予定です。また、ハイブリッダーSUVやイノーバ・ハイクロスMPVなどの代替研究も行い、このセグメントでの新しいモデルの立ち上げを強化します。

競合他社もインドへの投資を加速しており、スズキは次の5年から6年間で$80億、ヒュンダイモーターも製造と研究開発拡充のために$50億を投じる計画です。インド市場では多くの可能性が秘められており、トヨタはその機会を掴むために全力を尽くしています。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/amp/news/passenger-vehicle/toyota-eyes-10-market-share-in-india-with-15-new-models-rural-expansion-plans/124953321