インドの配車サービス大手、Olaが「ダークストア」戦略で急速配送市場に挑戦

インドの配車アプリとして知られるOlaが、急速に成長を遂げるクイックコマース事業に挑戦します。同社は「Ola Store」から「Ola Dash」へとブランド名を一新し、インド国内に最大規模の「ダークストア」ネットワークを展開する計画を明らかにしました。

ダークストアは、店舗を持たない倉庫のことで、ここから顧客の注文に応じて商品を迅速に配達します。既に9都市でサービスを提供しており、6か月以内に20都市で500箇所のダークストアを開店する予定です。

この戦略は、テクノロジーやオンラインサービスに依存する顧客のニーズに応える上で中心的な役割を果たすとOlaのマーケティング責任者は強調しています。さらに、インドでは食品や食料品の配達サービスへの需要が急増しており、特にパンデミックによってこの需要が加速されています。

また、インド最大のフードデリバリ企業であるSwiggyも、Softbankの支援を受けて$700 millionを調達し、評価額を$10.7 billionに倍増させています。Swiggyは食品配送だけでなく、Instamartという食料品配送サービスでも今後数四半期で年間$1 billionのGMV（売上総額）に到達することを目指しています。

出典 : https://www.pymnts.com/news/ecommerce/2022/indias-ola-plans-500-quick-commerce-dark-stores