タミルナドゥ発スタートアップが示す、デジタル決済の新たな地平

チェンナイに本拠を置くフィンテック企業IppoPayは、2020年11月にMohan KとJai Kumarによって設立されました。このスタートアップは、Coinbase VenturesやBetter Capitalなどからの投資を得ており、タミルナドゥの地域的な小規模ビジネス向けに、QRコードに基づくUPI決済ソリューションを提供するため、タミルナドゥ・マーカンタイル銀行（TMB）と提携しました。
インド国内でのデジタル決済のインフラを強化することを目指し、UPI決済の操作はアフィリエイトであるTechfiniがTMBの取引名を用いて処理します。

さらに、IppoPayは事業の拡大や新しい地域への展開、中小企業向けのサービス提供を進めるために、シードラウンドとして210万ドルを調達しました。そして、その資金を使って、BNPL（買い物後払いサービス）を2022年にローンチする計画を立てています。
これまでにも、AIを活用したリスク管理スタートアップのTutelarやRoamsoft Technologiesを買収するなど、積極的にその事業を広げています。

デジタル手段を通じて経済のデジタル化を推進するIppoPayの取り組みは、インドにおけるデジタル決済の可能性を広げる重要な一歩です。

出典 : https://inc42.com/buzz/ippopay-to-offer-qr-code-based-upi-payments-to-small-businesses-in-tn/