インドのフィンテック界を賑わす大型資金調達—Wealthyが成長へ新たな一歩

バンガロールに拠点を置く資産管理スタートアップのWealthyが、新たな資金調達ラウンドで130 Crルピー（約14.5 millionドル）を集めました。このラウンドはBertelsmann India Investmentsが主導し、既存投資家であるShepherd’s Hill groupやAlpha Waveも参加しています。
2015年設立のWealthyはこれまでに、合計で27 millionドルの資金を調達しています。

同社の共同創業者アディティヤ・アガルワル氏によると、集めた資金は主に技術プラットフォームの規模拡大や、インド国内の新しい都市での物理的な拠点拡張に投入されます。また、独立系金融顧問（IFA）の訓練強化も計画しています。
Wealthyは、そのデジタルプラットフォームを通じて独立系金融顧問による顧客への範囲拡大と、相互基金やその他の投資オプションの販売を可能にしており、直接投資家にアプリを提供するのではなく、小売りディストリビューターの強化に重点を置いています。

現在、Wealthyプラットフォームには6,000人のディストリビューターがおり、アプリを通した総資産管理（AUM）は5,000 Crルピーに達しています。同社は毎月新しいIFAを1,000人追加する目標を掲げており、現在は毎月350人を増加させています。2026年12月までには AUM を12,000 Crルピーに拡大することを目指しています。
バンガロールやムンバイといった既存市場での支店拡大と、ラクナウやスーラトといった新都市への進出も計画されており、支店数は来年までに現在の20から倍増させることをアガルワル氏は語っています。

ウェルスマネジメントセグメントに対する投資家の関心が高まる中でのWealthyへの資金注入は、市場の拡大に対する前向きなサインとなっています。

出典 : https://m.economictimes.com/tech/funding/wealth-management-firm-wealthy-raises-14-5-million/articleshow/125523785.cms