インドの交通違反、AI監視のもと急増！

インドの首都ニューデリーで、AIカメラやナンバープレート認識システムの導入によって交通違反が劇的に増えていることが明らかになりました。2024年と2025年のデータを比較すると、一般的な違反行為である不適切な駐車違反が147%も増加し、472,468件から1,165,213件に跳ね上がりました。
ヘルメット非着用での違反もほぼ2倍に増え、交通安全に直接影響する違反も大幅に上昇しました。無免許運転のチャラン（違反切符）は266,216件から460,752件に、三重乗りは27,734件から45,072件に増加しています。

危険な運転行為に関する罰金は、飲酒運転が9%近く増え、危険運転は17%増の24,952件になりました。保険未加入の車両に対するチャランは220,465件から383,605件へと74%増、不良ヘルメット使用が83%増加しました。また、無資格者の運転が162,165件から260,975件へと61%近く跳ね上がっています。

ニューデリーの高官は、AI技術などの導入により、以前には記録されなかった静的違反や書類ベースの違反を検出できるようになったことが違反件数の急増の要因だと指摘しています。また、交通規則の重要性を周知する活動も強化されていることが、違反増加の背景にあります。さらに近い将来、警察官のモニタリングと記録の向上のため、ボディカメラも導入される予定です。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/amp/news/industry/traffic-violations-hit-roof-improper-parking-tops-list/125786662