デリーNCR地域の清浄な空気を目指す：インドが専門家委員会を設立

デリー・NCR地域では、車両からの排出物が大気汚染の主要な原因とされています。これに対処するため、空気品質管理委員会は、15名の専門家で構成される委員会を設立しました。この委員会は、著名な学者や健康専門家、自動車研究の専門家を集結させ、多角的な対策ロードマップの準備に取り組んでいます。

委員会の任務は、清潔な移動手段に関する政策やプログラム、規制の枠組みを見直し、Bharat Stage規格や電動移動イニシアチブ、燃費基準などについても検討します。また、車両排出物の区分ごとの寄与度とそれに伴う健康リスクも評価します。

更に、電気自動車への加速化に向けた技術の準備状況やインフラストラクチャのニーズ、コスト影響、インセンティブプランについて検討するとともに、必要に応じて追加対策を推奨する役割も担います。

IITマドラスのアショク・ジャンジュンワラが委員会の議長を務め、元AIIMSディレクターのランディープ・グレリアが共同議長です。委員会にはさらに、各分野の専門家や各省庁、研究団体の代表者も含まれています。

専門家委員会の第1回会議は12月15日に予定されており、提案された対策はデリーNCR地域の空気質の向上と公衆衛生の保護を目指しています。そのために、委員会は交通セクターからの汚染減少に向けた規制的、技術的、インセンティブに基づく対策の範囲をカバーしています。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/industry/caqm-sets-up-expert-panel-to-tackle-vehicular-pollution-in-delhi-ncr/125945641