インド発：新興タクシーアプリ、政府支援の競合と提携

インドのライドシェアスタートアップのナンマ・ヤトリが、政府後援の新サービス「バラットタクシー」と複数年契約を締結しました。この情報はYourStoryが伝えたものです。ナンマ・ヤトリの共同創設者でCOOのシャンM S氏は、契約獲得にあたり3か月に及ぶ厳しい選考プロセスがあったことを明かしましたが、契約期間については言及を避けました。

現在、このプラットフォームはデリーとグジャラートで試験的に運用されており、約9万人のドライバーが登録していること、需要が高まっていることが関係者から伝えられています。しかし具体的な展開については、情報が機密であるためシャン氏はコメントをしていません。

さらに、バラットタクシーは、固定料金とドライバーの所有権を提供することを目指しており、UberやRapidoといったライドシェアサービスと直接競合する形となります。ナンマ・ヤトリも同様に直接競合する関係にありますが、インフラに注力し、複数の交通手段を一つのプラットフォームで統合するモビリティアプリを州政府と協業して立ち上げています。

この提携はその一環であり、シャン氏は「私たちは、コミュニティや政府に自身のモビリティアプリを立ち上げるための支援をしています。Google CloudやAWSのように、ソフトウェアやインフラストラクチャは提供しますが、所有権はドライバー協同組合や州政府にあります」と述べています。

出典 : https://yourstory.com/2025/12/namma-yatri-multi-year-contract-power-bharat-taxi-tech-stack