インドのフィンテック業界に新風、CREDがライバル社からリーダー引き抜き

フィンテック企業・CREDは、競合他社であるスライスのチーフリスクアドバイザー、アーヴィンド・カタパリアを、リスクとコンプライアンスの新しいアドバイザーとして起用しました。
この採用によって、カタパリア氏はCREDのリスク管理とコンプライアンスの強化に貢献すると期待されています。CRED創業者のクナル・シャーはカタパリア氏の経験を重視し、「彼から学ぶことが楽しみだ」と分析しています。

さらに注目すべきは、カタパリア氏がスライスとの仕事を続けることができる点です。彼は今年５月にスライスに参加し、ノースイースト・スモール・ファイナンスバンクとの新しい銀行部門を支援しています。
それ以前は、25年以上にわたりコタックグループに勤務し、様々なリーダーシップを経験してきました。

CRED自体は、2018年の創立以来、クレジットカードユーザー向けの報酬提供から始まり、スーパーアプリを目指して多くの新サービスを展開しています。
財務年度2023-2024では、その運営収益は前年度の1,400 Crルピーから約71%増の2,397 Crルピーに急増。しかし、純損失も1,644 Crルピーと22%増加しています。
運営損失は41%減少し、前年の1,024 Crルピーから609 Crルピーになりましたが、今後の企業の動向が注目されます。

出典 : https://inc42.com/buzz/cred-poaches-slices-arvind-kathpalia-as-risk-advisor/