インド初のAIユニコーン「Krutrim」、自国製AIチップを開発へ

Krutrimは、今年1月に$50 Mnを調達し、インド初のAIユニコーン企業に名を連ねました。このスタートアップは、2026年までにAIチップ「Bodhi」の最初のシリーズを、さらに2028年には「Bodhi 2」を発表する計画を立てています。
インド国内で初めてのAI、一般計算、エッジコンピューティング向けのチップ群を開発するため、Olaの創業者であるBhavish Aggarwal氏が昨年8月に発表しました。

この動きは、Olaの人工知能分野の新事業であるKrutrimが、新たな製品やサービス、AIチップやクラウドサービスの発表準備中に、最初のトップレベルの退職者を出した時期に起こります。
情報筋によると、Krutrim AIのビジネスヘッドであるRavi Jain氏が辞任したと経済紙ETが報じています。

Aggarwal氏は、年次イベントで、Krutrimは現在の20MWから2028年までにデータセンターの容量を1GWにまで拡大する予定だとも述べました。
このスタートアップは、そのチャットボットのAndroidアプリをリリースしました。Krutrimが最初にそのAIモデルを公開したのは昨年の12月であり、ChatGPTやMetaのLlama 2と同様に機能するAIチャットボットを披露しました。

インドでは他にもBharat GPTやPragnaなどのAIスタートアップが競争していますが、Krutrimは独自の技術とサービスで市場に挑戦を続けています。
さらに、同社はOla CabsのCEOであるHemant Bakshi氏の退職や、組織再編に伴い約200人の従業員削減など、変革の時期を迎えています。
Aggarwal氏は、人工知能への投資がコスト削減に大きく寄与しているとして、リストラの理由を説明しています。

出典 : https://inc42.com/buzz/ola-krutrim-business-head-ravi-jain-resigns/