IPOを見据えるPayU Indiaの前途多難な道のり

フィンテック大手であるPayU Indiaは、かねてから計画していた公開株式の上場（IPO）を延期し、FY26（2025年〜2026年の会計年度）に公開予定です。以前は2024年下半期にIPOを予定していましたが、現在はFY26の第1四半期後に上場する見込みとされています。Entrackrは情報源を引用し、この報告を行っています。
また、PayU IndiaはGoldman Sachsを主要な銀行家の一つとし、2025年初頭までにドラフトレッドヘリングプロスペクタス（DRHP）を提出する予定です。

しかし、PayU Indiaは昨今の成長が鈍化しており、FY24にはわずか11%の収益増加にとどまりました。これは前年度FY23とFY22の31%および40%の成長から大きく落ち込んだ数字です。インド中央銀行はこの企業の複雑な企業構造を理由に支払いアグリゲータライセンスを返却しており、新規加盟者の増加にもブレーキがかかっています。
それでも、今年の4月、PayUはついにインド中央銀行からの暫定的な承認を取得しました。インドでは、PayUは5 Lakh以上の加盟店を有し、TPV（総支払い金額）は60 Bnドル以上に上っていると主張しています。

出典 : https://inc42.com/buzz/payu-defers-ipo-plans-eyes-public-listing-in-fy26-now/