投資家の背信、インドの教育テック大手BYJU’Sの崩壊

BYJU’Sの共同創設者兼CEOであるビジュ・ラヴィーンドラン氏は、同社が直面している危機の原因として、投資家達に責任を帰しています。ラヴィーンドラン氏によると、昨年、3人の注目を集めていた投資家が役員会を同時に辞任し、市場が不安定になったことで、追加資金の調達が不可能になったとのことです。さらに、投資家らは急速な拡大を推進したものの、市況が悪化するとそれを維持できず、会社は存続の危機に直面し、現在、企業価値はゼロに等しい状態にあります。

米国の貸し手からの12億ドルのTerm Loan Bを使い、世界展開を含む成長戦略を推し進めたものの、米国デラウェア州の裁判所に訴えを起こされる事態まで発展しました。その後、ラヴィーンドラン氏と彼の家族は、数年にわたり合計750億ルピーをBYJU’Sの親会社であるシンク・アンド・ラーン・プライベート・リミテッドに注入したと述べています。

かつてインドのスタートアップ界の顔とされたこの教育技術スタートアップは、複数の問題に見舞われており、現在破産手続きを進めているという状況です。

出典 : https://inc42.com/buzz/byju-raveendran-blames-investors-for-driving-byjus-valuation-to-zero/