インドの物流ユニコーン企業、Shiprocketの新たな展開

物流分野でユニコーン企業に仲間入りしたインドのスタートアップ、Shiprocketが注目を集めています。同社は、2025年度までの利益確保を目指しており、最近では著しく増収を遂げていますが、一方で74.4%の減益を報告しています。
この減益は、主に買収した企業の一時的なリストラクチャリングと統合関連の会計処理によるものだと分析されています。
こうした中、日系大手金融サービスグループMUFGと、Koch Groupの子会社であるKDTが、インド競争委員会（CCI）へ承認を求める形で、Shiprocketへの少数株式取得に向けて動いています。
また、Shiprocketは、2017年の創立以来、第三者物流会社を束ねるアグリゲーターとして活動し、現在ではFedExやDHLなど、17社の配送パートナーと協業しています。
企業は直販マーケットプレイス「Zop」も展開しており、ファッションや美容、電子製品など幅広いカテゴリーにわたって約200～300のブランドを取り揃え、競合のAmazonやFlipkartなどと競争しています。

出典 : https://inc42.com/buzz/mufg-bank-koch-group-seek-cci-approval-for-stake-in-shiprocket/