インドのフードテック企業Swiggy、薬の配送に進出

インドの食品配送大手Swiggyが、Bengaluruで医薬品配送サービスの初期試験を始めました。
このサービスは、頭痛薬や解熱剤などのOTC（一般用医薬品）を提供するもので、PharmEasyと提携しています。
内部関係者によると、Swiggyは今後、処方箋薬を含む幅広い医薬品を扱うことを目指しているそうです。

加えてSwiggyは、配送事業の拡大を図っており、平均注文価格（AOV）や注文数を上げる狙いがあります。
現在、高速配送業界におけるAOVではBlinkitに後れを取っているSwiggyですが、より多様な商品の提供による収益の増加を期待しているようです。

経費削減の取り組みも行っており、IPO（新規株式公開）の評価額目標を125-135億ドルに引き下げるなどの動きが見られます。
また、フードデリバリーサービスのプラットフォーム手数料を1注文につき7ルピーから10ルピーに引き上げました。

2014年に創業されたSwiggyは、当初はフードデリバリーとしてスタートし、その後高速配送分野に進出しました。
財務面では、2024年3月31日に終了した会計年度で、損失を44%減らして235億ルピーを達成。
前の年に比べて、運営収入は36%増の1,124.73億ルピーを記録しています。
この成長は、高速配送サービスInstamartの成功が支えていると言えるでしょう。

出典 : https://inc42.com/buzz/swiggy-pilots-10-minute-medicine-delivery-in-bengaluru/