インド経済に新たな波、Paytm決算で浮き彫りになった実態

インドのフィンテック大手Paytmが、2025会計年度第2四半期（Q2 FY25）に収益性を達成しました。これは傘下のエンターテイメントチケッティング事業を食品技術企業のZomatoに売却したことによる、一時的な特別利益1,345 Crルピーのおかげです。しかし、監査済みのQ2 FY25で一株当たり930 Crルピーの利益を記録し、前年同期の292 Crルピーの損失から黒字に転換したものの、株価は急落しました。

特にペイティムの株価は、早朝のBSEでの取引で6％近く落ち込み、1株683.8ルピーにまで下落しました。さらに、運営収益は前年同期の2,519 Crルピーから34％減少し、1,1660 Crルピーになり、支払いと金融サービスのビジネス成長に支えられた前四半期からわずかに10％の増加にとどまりました。

同社は支払いサービス事業が、クオーター間で商品価値増加とマーチャントサブスクリプションの増加により9％増の981 Crルピーの収益に寄与したことを明らかにしています。また、金融サービス部門は、マーチャントローンのコレクションボーナスの増加により、前四半期比34％増の376 Crルピーを生み出しています。

Paytmは、株式報酬コストを除くとEBITDAの調整後損失を昨年対応する四半期の545 Crルピーの損失から大幅に縮小し、Q2 FY25には186 Crルピーになりました。同社は2025会計年度の第4四半期までにEBITDA利益を達成することを目指しています。

出典 : https://inc42.com/buzz/paytm-slumps-6-after-clocking-inr-930-cr-profit-in-q2/